神保夏子

コラム

「才能ははじまりに過ぎない!」――ショパン・コンクールと配信文化(後編)

「才能ははじまりに過ぎない!」――ショパン・コンクールと配信文化(後編)神保夏子(音楽学)エンタメ化する国際音楽コンクール(前編はこちら)20世紀中葉、国際音楽コンクールが一種の世界的なスター輩出システムとして確実に機能していた時代があった...
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「才能ははじまりに過ぎない!」――ショパン・コンクールと配信文化(前編)

「才能ははじまりに過ぎない!」――ショパン・コンクールと配信文化(前編)神保夏子(音楽学)リモートで聴くショパン・コンクールショパン・コンクールの模様が初めてインターネットでストリーミング配信されたのは2005年のことだった。当時ピアノ科の...
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ショパン・コンクールと日本人(後編)

ショパン・コンクールと日本人(後編)神保夏子(音楽学)ポーランド人のようにマズルカを弾く(前編はこちら)かくして日本人はショパン・コンクールの押しも押されもせぬ常連となったわけだが、この過程と並行するように、ワルシャワの祭典は単なるピアノ・...
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ショパン・コンクールと日本人(前編)

ショパン・コンクールと日本人(前編)神保夏子(音楽学)アクセスの半数は日本からコロナ禍の影響により1年遅れで開催された第18回フレデリック・ショパン国際ピアノ・コンクールが10月23日に閉幕した。今回のコンクールは各種ソーシャルメディアやア...
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『蜜蜂と遠雷』に見る音楽コンクールの魅力

『蜜蜂と遠雷』に見る音楽コンクールの魅力神保夏子(音楽学)『蜜蜂と遠雷』の人気2019年秋に公開された映画『蜜蜂と遠雷』をご覧になった方は音楽関係者の間でも多いだろう。日本の架空の地方都市、芳ヶ江で行われる国際ピアノコンクールを舞台とした青...
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「コンクール」という日本語はどこから来たのか?

「コンクール」という日本語はどこから来たのか?神保夏子(音楽学)コンクール、コンテスト、コンペティション。いずれも参加者が賞や順位をめぐって特定の分野で競い合うイベントを指す外来語だ。このうち、クラシック音楽の文脈で最もよく使われているのが...