バッハ:パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825 よりジーグ
解説
七つの舞曲が組曲として構成されている、ヨハン・セバスチャン・バッハが作曲したパルティータ第一番。ジーグはこのパルティータの最後を飾るにふさわしい、軽快で明朗は舞曲です。ジーグはイギリスの船員の古い踊りのことで、現在もイギリスで踊られているものの、バッハの時代のジーグと踊りが一致しているかは定かではありません。この曲の一番の特徴は右手と左手を交差して演奏することでしょう。バッハはこの曲で初めてこの奏法を作品に取り入れたと言われています。
執筆者:宮崎結希