2級

ショパン:ノクターン 第 13 番 ハ短調 Op.48-1

解説

「nocturne 夜想曲」という名称は、アイルランド出身のジョン・フィールドが創始したアイデアで、ショパンはこの名称を自らの作品に使用しました。このノクターン第13番は1841年に作曲され、この時期のショパンは恋人ジョルジュ・サンドの支援のもと、フランスのノアンでの生活に心身ともに充実した時間を過ごしていました。重々しいテーマから入り、祈るようなコラール風の和音、そしてクライマックスが見事に計算されたシンプルな3部形式をとります。

執筆者:竹本明星

参考演奏