シューベルト:即興曲 D935 Op.142-2
解説
シューベルト最晩年の1827年に作曲された、「4つの即興曲作品142」に収められているうちの第2曲です。以前に出版されていた作品90の続編として作曲され、ピアノソナタの形式をとらない自由なスタイルが特徴的です。フランスの踊りに起源をもつメヌエット形式をとり、素朴な3拍子のテーマから、右手の3連符音型で自由に発展していきます。舞踏的で優雅な性格を持ち、比較的弾きやすいため、出版された当初から愛されています。
執筆者:竹本明星
執筆者:竹本明星