シューマン:勇ましい騎手 Op.68-8 a 6/8
解説
シューマンはドイツのロマン派を代表する作曲家です。この曲は全43曲で2部からなる子供のためのアルバムの8曲目です。もともとは「揺り木馬の騎士」という題名が付けられていたといわれています。日本語では「乱暴な騎士」と訳されてしまうこともありますが、決して乱暴には弾かないよう注意して下さい。A(1〜8小節目)B(9〜16小節目)A(17〜24小節目)からなる三部形式でイ短調の曲です。Bの部分ではヘ長調に転調します。sfが付いていますが少し強調するだけで攻撃的に弾き過ぎなくて良いでしょう。左手の音形は馬の走る音を想像すると良いのではないでしょうか。堂々と勇ましく弾きましょう。
執筆者:福本真悠