6級

ベートーヴェン:エリーゼのために

解説

この作品の作曲者であるベートーヴェンは、生涯独身でしたが、たくさんの恋愛をしました。そのなかに、テレーぜ・マルファッテという女性がおり、この曲は、彼女に捧げられたものであると言われています。当時テレーゼは17歳、ベートーヴェンは39歳で、あまりに歳の差が開いていたためか、彼女の両親に結婚の申し込みを断られてしまい、結局、ベートーヴェンのテレーゼへの恋は実りませんでした。ですが、ベートーヴェンが彼女への愛を込めたこの曲は、今でも世界中の人々から愛されていると言えるでしょう。

執筆者:小橋優里

参考演奏