モーツァルト:ウィーンソナチネ 第6番 ハ長調 第1楽章
解説
この作品は、本来、モーツァルトの作曲した《2本のクラリネットとバスーン(ファゴット)のためのディヴェルティメント》が、彼以外の誰かの手によって、ピアノ二手用、《6つのソナチネ》として編曲されたものであるとされています。「ディヴェルティメント」とは、日本語では「嬉遊曲」と訳される、聴者と奏者の気晴らしのために作られた軽い性格の多楽章形式の音楽です。快活なテンポと、G durという明るい調性で、聞き手に軽快な印象を与えます。
執筆者:小橋優里