6級

J.S.バッハ:インベンション 13 番 イ短調

解説

この曲は、16分音符が常に鳴り響いており、常に動きがあるのが特徴的です。そして、主和音の構成音をいくつかに分けて演奏する、分散和音によって主題が構成されていて、同じ音形が高さを変えて繰り返される、模続進行という手法が多く用いられていることもあり、和声の変化によって曲想がたちまち変化していきます。また、2声部が対位法的に絡み合う進行も注目すべき点と言えるでしょう。

執筆者:小橋優里

参考演奏