4級

シンティング:春のささやき Op.32-3

解説

クリスチャン・シンディングは、ノルウェーの作曲家で、グリーグと共に19世紀から20世紀への時代の変わり目に活躍しました。グリーグの死後は、グリーグの後継者として重要な地位を得ていだと言われています。この作品は1896年に作曲され、シンディングの作品の中で一番有名な曲です。右手の分散和音、左手の旋律という組み合わせで曲が進んでいきます。Agitato(激して)と記されているように、絶え間なく続く動きに春への高揚感が表れています。

執筆者:宮崎結希

参考演奏