4級

ベートーヴェン:ロンド ハ長調 Op.51-1

解説

ベラ・バルトークは、ハンガリー王国内で生まれ、現在のハンガリーやチェコ、ルーマニアなどの東欧の民謡採集に情熱を注ぎ、民謡の旋律構造などを分析した人物です。この作品は、全6曲が2曲ずつセットとなり、急ー緩ー急のの三つのブロックに分かれています。「棒踊り」は男性ソロによる力強い踊りの曲、「帯踊り」は少女たちが円になって可憐なステップを踏む曲、「足踏み踊り」は男女によるキビキビとした曲、「アルペンホーン」は2メートルの直管ホルンによる曲、「ルーマニアのポルカ」は天真爛漫な子供たちの舞曲、最後の「早くて細かいステップの踊り」は求愛の舞曲とカップルたちの目まぐるしい舞曲という構成の曲となっています。

執筆者:宮崎結希

参考演奏